インターネットヨガ道場にようこそお越しくださいました。道場の管理人のジェームズです。（ジェームズはもちろん芸名です。）ヨガ歴３０年の私が、ウエブサイトでヨガ道場を開く決心をしました。ここで皆さんと一緒にヨガの実践に努めていきたいと思います。

　これからヨガをやってみようと思う人、既にヨガ教室に通っている人、ヨガの講師の人、どなたの参加も歓迎いたします。

　参加といっても、どこかに集まってやるわけではありませんが、ヨガの輪、人類の輪を広げていけたらいいなあと、思っている今日この頃です。

ヨガとの出会い

　私がヨガをするようになったきっかけは高校１年生の時に読んだ故沖正弘先生の「ヨガ入門」（カッパ・ブックス）でした。三島にある沖ヨガ修道場に何度も行きました。沖先生は、時間を決めてやるのは「練習」、倒れるまでやるのが「訓練」、倒れてから限界までやるのが「修行」という考えの持ち主で、私自身、断食を含め「修行」に近いことを経験しました。沖先生は、個人が持っている体の歪みや偏りを直す修正体操を考案された人です。私のヨガの基礎は沖先生から学んだものです。

　又、宗教心理学研究所所長の本山博先生からも多くのことを学びました。現在進行形です。私は本山先生を「心の師」として尊敬しています。本山先生は、本格的瞑想修行に入る為には健康でなければならないという考えから本山式経絡体操法を考案されました。本格的瞑想修行に興味のない人でもこれを実践すれば、体調が改善され、心身が爽快になる極めて効果的な体操法です。インターネットヨガ道場では、その体操法を含め、初心者にとって安全なポーズを紹介して行きたいと思います。

ヨガとは何か

　「ヨガとは、人間の心身について、どうすればどうなるのかということを体験を通じて追求した大実行の哲学です」とは、沖正弘先生の言葉です。

　私は、ヨガとは「人間として考えられる最上の心身の状態に至る為の行法哲学」であると思っています。「人間として考えられる最上の心身の状態」とはいったい何か。

　それは、「最も正しく感じ、考え、行動できる心身の状態」と定義できると思います。「最も正しく」とは何か。それは「自然法則に則った」、或いは「宇宙の法則に合致した」ということであろうと思います。

　小難しい理屈はとにかく、ヨガは正しく実行すると体によいことは、私の個人的経験から断言できます。

　とにかく実行してみましょう。

　まずは、ヨガを行うに当たっての注意点から述べます。

ポーズを行うにあたっての注意点

● 食後２時間はしない。（酒を飲んだ後もしない。）

● 服装は身軽なものを身につけ、眼鏡、時計、指輪などは外す。（服の色は何でもよいが、今後、行を深めていく場合、上下、白を着用する。）

● 用便は事前に済ませる

● 心をくつろがせ、動作はゆっくりなめらかに行う。（はずみを利用して体を動かさない。）

● 動作中はその動作に関係のある部分に心を向ける。（他のことを考えない。）

● 動作と呼吸がバラバラにならないようにする。（原則として吐く息で動作を行う。）

● ポーズの後入浴する場合は、少し時間（２０〜３０分）を置く。

● 各ポーズの間に以下に説明する「くつろぎのポーズ」を１〜２分間する。

　くつろぎのポーズ

�@ 仰向けになる。

�A 足は肩幅に開き、手の平を上にして体から少し離す。アゴを少し上に向ける。目を軽く閉じる。

�B 体の力を抜き、ゆっくり呼吸をする。その呼吸からも意識を離す。

�C 右足の指先に心を向ける。「力が抜けていく」と心で思う。次に「力が抜けた」と思う。次に「完全に力がなくなった」と思う。これで右足指先の力が完全になくなった。

�D 次に右足首、右ヒザ、右太ももの順に３ステップで力を抜いていく。右足が終わったら同様に左足に対しても行う。

�E 両足が終わったら、下腹→腹→胸→肩→首→手→ヒジ→腕全体→顔→頭の順に力を抜いていく。最終的に体の全身から力が抜け、口も半開きにポカンとなった状態になる。体のどの部分にも全く力が入っていない。呼吸も自然呼吸で、呼吸していることすら意識しない。

　 �F １〜２分したらゆっくり起き上がる。

※ ヨガは緊張と弛緩のバランスを重視します。ポーズとポーズの間にくつろぎのポーズを入れてください。その日のポーズを終えるときは少し長めにします。尚、うつぶせで始まるポーズの時は、ポーズの後、うつぶせのまま首を右又は左に向け、リラックスします。